【誰もいない森の奥で】英語のタイトルがカエルなのはなぜ?韓国のことわざが関係

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【誰もいない森の奥で】英語のタイトルがカエルなのはなぜ?韓国のことわざが関係

2024年8月23日からNetflixさんで配信されているドラマ「誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる」。

長いタイトルが印象的なのですが、英語だと「The Frog」とカエルを意味するタイトルとなっているんですよね。

日本と海外ではタイトル全然違うのなんでだろう?

この記事では、ドラマ「誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる」の英語タイトルがなぜカエルなのか調査してみました。

以下「誰もいない森の奥で」と記載。

目次

【誰もいない森の奥で】原作と地域別タイトルまとめ

  • 原作:아무도 없는 숲속에서
  • 邦題:誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる
  • 英題:The Frog

8月23日から配信されている韓国ドラマの「誰もいない森の奥で」。

原作のタイトルがこちらになります。

아무도 없는 숲속에서
誰もいない森の中で

そのため、日本語の邦題とほぼ同じようなタイトルで「木は音もなく倒れる」というところが追記されていることがわかります。

ただ、これが英語タイトルとなるとThe Frog(カエル)となっているんですよね。

木は音もなく倒れる=カエル?

【誰もいない森の奥で】英語のタイトルがカエルなのはなぜ?

英語のタイトルが「The frog」となっているのはおそらく、韓国のことわざにカエルを使った表現があるからではないかと言われています。

具体的には、韓国のことわざに以下のようなことわざがあります。

何気なく投げた石で蛙が死ぬ

誰も知らない場所でのサスペンスが起こるということを意味しています。

ドラマの中でもカエルの比喩(ひゆ)も登場していて、序盤に「カエルになったらダメ」とさり気なく言っていました。

実際韓国には蛙に関することわざが多く存在するようです。

蛙に関することわざの例
  • 蛙とおたまじゃくしは苦労を忘れる(개구리 올챙이 적 생각 못 한다)
  • 井の中の蛙(우물 안 개구리)
  • 泣き寝入り(울며 겨자 먹기)
  • あばたもえくぼ(제 눈에 안경)

不吉なことは蛙に例えられるのね

【誰もいない森の奥で】ジョージバークリーの言葉が起源

「誰もいない森の奥で」というのは、実は1600年代にアイルランド国教会の主教で哲学者のジョージバークリーさんの言葉が起源と言われています。

バークリーさんが残した言葉がこちらです。

もし今、私たちの知らない遠く離れた地の誰も居ない森で、一本の木が倒れたとする。 その際に、その木は“音を出して”倒れたのか?

普通なら、木が倒れたということで「音を出して倒れた」と答えると思います。

これに対して、バークリーさんは「木は音を出していない」と話していました。

どういうことかというと、モノの存在は認知されて初めて成り立つということで、誰もいないところで倒れた木の音は誰も認知していないということになるので、「存在しないのと同じ」ということだそうです。

つまり、このドラマでも別荘という誰もわからないところで起きるサスペンスということでこのジョージバークリーさんの言葉をタイトルにしたということになります。

ただ、英語のタイトルが短いおかげでSNSのハッシュタグや検索するときには「The Frog」の方が便利だなあと感じました。

ドラマのタイトルって哲学者の言葉だったのね

まとめ

Netflixで配信されているドラマ「誰もいない森の奥で」についてなぜ英語だと蛙なのか調べてみました。

どうやら、韓国には蛙に関することわざが多くあるようで、英語タイトルにする際にそのことを取り入れたということなのだと思います。

また、そもそもはジョージバークリーさんの言葉から来ているということもわかりましたね。

最後までお読みいただきありがとうございます。

参考になれば幸いです。

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