1980年代にプロレスブームが起きた際に、クラッシュギャルズと極悪同盟というタッグが注目されていました。
特に、クラッシュギャルズの長与千種さんと極悪同盟のダンプ松本さんは、リング上で壮絶な戦いを繰り広げてきたいわばライバル的な存在。
ファンの間では、『長与千種とダンプ松本は不仲』というのが常識でしたが実は反対に仲良しというウワサも出ていました。
長与千種さんとダンプ松本さんって仲良しなの?
この記事では、長与千種さんとダンプ松本さんの仲良しのウワサについて調査してみました。
【極悪女王】ダンプ松本と長与千種の関係は同期でライバル
ダンプ松本と長与千種は同期
クラッシュギャルズと極悪同盟は、血で血を洗う戦いを繰り広げる印象がありますが、実は同期なんですよね。
同じ年にデビューしています。
下積み時代は、親友という関係でした。
デビューしてブレイクするのが早かったのが長与千種のクラッシュギャルズです。
クラッシュギャルズは、デビューと同時に曲もリリースしておりリング上で歌う演出もあり、アイドル的な存在でした。
同期に先を越されたダンプ松本は、クレーンユウさんと極悪同盟というヒールレスラーとして活躍します。
同期レスラーだったのね
ダンプ松本と長与千種の「髪切りデスマッチ」
1985年8月28日に大阪城ホールにて「髪切りデスマッチ」という試合が行われました。
対戦カードは【ダンプ松本VS長与千種】で負けたら髪をリング上で切るというものです。
この試合で、ダンプ松本が勝利し長与千種の髪をバリカンで切るということがゴールでタイムに放送されて話題になりました。
今で言うと”炎上“してしまい、抗議の電話が鳴り止まなかったそうです。
試合後にはダンプ松本さんは長与千種の500人を超えるファンに暴動を起こされて命の危機を感じるほどでした。
この試合を当時見ていた人からすれば、ダンプ松本と長与千種は”仲良いわけがない“と思った方もいらっしゃるかと思います。
【極悪女王】ダンプ松本と長与千種の現在は仲良し
結論から言うと、ダンプ松本さんと長与千種さんの現在は、仲良しになります。
現役として活躍されていた頃は、クラッシュギャルズと極悪同盟というライバル関係でした。
しかし、2019年4月3日に放送されたバラエティ番組「有吉反省会」にて長年のライバル関係が続いているわけではなく「現在は仲良しである」ということを話しています。
今では、一緒にカラオケでデュエットしたり一緒に食事をしたりされているのだとか。
イベントやバラエティ番組での共演やYoutubeでの対談などをされており、2020年には長与千種さんの55歳の誕生日を祝った2ショートも話題になりました。
今は仲良くてよかったね
ダンプ松本と長与千種の不仲は松永会長による作り話?
ゆりやんレトリィバァ×長与千種「ダンプも私も落ちこぼれだったから……」『極悪女王』からみた、全女のリアル @notinu @chigusa8888 @NetflixJP #ゆりやんレトリィバァ #極悪女王 #長与千種 #ダンプ松本 https://t.co/x2ynVSvvS5 #SPA!
— 週刊SPA!・日刊SPA!・MySPA! (@weekly_SPA) September 19, 2024
長年に渡ってライバル関係にあった2人なんですが、元々は同期で仲良しでした。
当時はダンプ松本さんも長与千種さんもこれという個性がなかったため、会社からは「辞めちまえ」と吐き捨てられていた存在だったようです。
同期の中で、一番才覚があったのがライオネス飛鳥さんで、ズバ向けた存在で身体能力やルックスなどが長けていました。
それに比べて、ダンプ松本さんも長与千種さんも活躍前は、落ちこぼれ組という扱い。
そこで、全日本プロレスとしてはクラッシュギャルズと極悪同盟というバッチバチのライバル構図に作り上げることにしました。
その構図を作り上げたのが、全日本女子プロレス会長を努めていた松永高司(まつなが たかし)会長。
ちなみに、ドラマでは村上淳さんが会長を演じています。
後にこのような記事が出て、当時のことについて明らかになっていました。
火に油を注いだのは松永会長。毎日試合前に控室に来ては『千種と飛鳥がダンプは大嫌いだって言っていた』とかいろいろ言うんだよ。同期で仲がよかっただけに怒りが増して殺したいほど2人が大嫌いだった。それは全部会長の作り話だったということがあとでわかるんだけどね(笑)。
Tver
つまり、全日本プロレスのフロント陣が「あいつがお前の悪口言ってた」などのデタラメな情報を2人に吹き込んで、本当に不仲にさせていました。
今では考えられませんが、当時の全日本プロレスは怪物を作り上げるのがうまかったということでモンスター・ファクトリーと呼ばれていたそうです。
本当は心優しいダンプ松本さんだったのですが、クラッシュギャルズのブームに対してヒール役になるしか選択肢がなかったため1984年に松本香から「ダンプ松本」になり、日本中から徹底的に嫌われるヒールレスラーとし活躍されました。
2人は同期で仲良かったけど、落ちこぼれだったから不仲でライバル関係の構図でいくしかなかったのね
まとめ
ダンプ松本さんと長与千種さんは、実は元々同期のレスラーでした。
しかし、落ちこぼれ組だったということで注目度を上げるために不仲になるしかなかったようです。
長与さんはアイドルレスラー、ダンプさんはヒール役。
当時は、このような構図でライバル関係でしたが今は仲良しに戻ったということになりますね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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