1976年に女子プロレス業界にアイドル的な存在で人気だった「ビューティペア」。
人気は好調の中、結成からわずか3年で解散となっているんですよね。
メンバーのジャッキー佐藤とマキ上田さんに関しては、プロレス業界から消えてしまったのですがその後の活動が気になった方もいらっしゃるかと思います。
ビューティペアって解散した後どうなったんだろう?
【極悪女王】ビューティペアが解散した経緯
ビューティペア
メンバー:マキ上田(左)、ジャッキー佐藤(右)
結成:1976年2月24日
解散:1979年2月27日
ビューティペアは1976年に結成したジャッキー佐藤とマキ上田のユニットになります。
プロレスだけでなく、歌手としても活躍されていてデビュー曲「かけめぐる青春」は80万枚の大ヒットを記録。
その後、グループとしての曲やソロシングルなどもリリースされていました。
- 1977年:真っ赤な青春
- 1977年:バン・ババン
- 1978年:青春にバラはいらない
- 1978年:シーサイド急行
- 1978年:愛のけものたち
そんな、プロレスと歌手の二刀流として活躍していたビューティペアは、1979年に引退を迎えています。
1979年2月27日に日本武道館で行われた「敗者は引退する」というルールでビューティペア同士で戦った結果、マキ上田が敗北となりそのまま引退・解散となりました。
売れっ子だっただけにファンは悲しんだろうね
【極悪女王】ビューティペアが解散した理由
結論から言うと、ビューティペアが解散したのはジャッキー佐藤さんが好きな人ができてプロレスがおろそかになっていたからです。
そのことがペアを組んでいたマキ上田さんにとって許せない気持ちが勝ってしまい、マキさんの方から『ビューティペアを解散したい』という申し入れがあったことがわかりました。
理由について、マキさんは「ジャッキーに好きな人が出来て、プロレスがおろそかになった。そこから亀裂が入った。私的には辛抱できなかった」と説明。
デイリー
当時のプロレス業界では、3禁ルール【酒、男、タバコ】のルールがあり、恋人を作るのことはご法度でした。
おそらくマキさんは、そのことに忠実だったということで、ジャッキー佐藤さんのプロレスへの打ち込み方が許せなかったのだと思います。
ちなみに解散した年の2人の年齢は以下の通りです。
20代前半だったことを考えると、恋愛禁止とはいえジャッキー佐藤さんが恋したくなった気持ちもうなずけますね。
解散は残念だけど、恋愛禁止は今考えても厳しいよね
【極悪女王】ビューティペアの現在は?
マキ上田の現在
マキ上田
本名:上田麻希(うえだ まき)
生年月日:1959年2月27日
マキ上田さんは、現在は東京都浅草にて釜めし屋の女将として働いています。
ビューティペアを解散した後は、歌を歌い続けていたり役者として活躍されていましたが、1年ほどで芸能活動を引退していました。
その後、故郷の鳥取でスナック「マキの店」を開業していました。
また、48歳の時にファンの一般男性だった潤さんと結婚されています。
また、2023年には東京都浅草に旦那さんが経営する釜めし屋「田毎(たごと)」の女将として活躍されています。
ジャッキー佐藤の現在
ジャッキー佐藤
本名:佐藤 尚子(さとう なおこ)
生年月日:1957年10月30日
ジャッキー佐藤さんは、1999年8月9日に胃がんで41歳で亡くなっています。
ビューティペアを解散後は、プロレスラーとして活躍されていたものの1981年5月21日に静岡県にて引退式が行われました。
その後は、スポーツジムやブティックを経営しています。
1986年8月には「ジャパン女子プロレス」に参加して、神取忍戦で現役復帰を果たしていました。
1988年3月20日に再び現役を引退。
引退後は体操教室やトレーナーなど指導や講演活動をされていたそうです。
【極悪女王】ビューティペア解散後の再会
ビューティペアの2人は、解散後しばらく連絡が途絶えていました。
しかし、マキ上田さんの鳥取のお店が10周年を迎えた際に再会を果たしています。
2人キリで温泉旅行に出かけて、たった1日ですがビューティペアを再結成しデビュー曲「かけめぐる青春」などを一緒にデュエットされたのだとか。
その後、ジャッキー佐藤さんからマキ上田さん手紙が届きます。
ただこの願いは叶わず、その1年後にジャッキー佐藤さんは胃がんのため41歳で亡くなりました。
どうやら、ジャッキー佐藤さんは最後の思い出のためにマキさんと再会されたというようなウワサもあるようです。
実は、マキさんはジャッキーさんが病気のことを知りませんでした。
知人に「弱っている自分を見せたくない」ということで口止めしていたためです。
また、マキさんは後のインタビューにてこのように答えていました。
思うところがあって解散したけど、解散しても相手のことはちゃんと考えてたのね
まとめ
80年代に女子プロレスで活躍されていたビューティペアの2人は、ジャッキー佐藤さんが3禁を破ったことで確執が生まれて解散したことがわかりました。
デビューして3年で解散はあまりにも早すぎましたが、当時のプロレス界のルールが厳しかったのが原因のように思います。
現在の2人は、ジャッキー佐藤さんは亡くなりマキ上田さんは釜めし屋さんで働いています。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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